相互接続性の高いHEMS環境
ITソリューションプロバイダの日本システムウエア(NSW)は5月9日、同社が2013年5月から提供を開始しているエネルギーマネジメントシステムのシリーズのサービスラインナップを拡充したと発表した。
同社は1966年創業、モバイル端末・カーエレクトロニクスなどの組込みシステム開発、LSIやボードの設計開発を手掛けている。
サービスラインナップを拡充した「ENESMA」は、これまで、特定メーカーや規格などに縛られない相互接続性の高いHEMS環境の実現をコンセプトとし、戸建て住宅向けに「ENESMA Home」として提供されていた。
同サービスは家電製品や設備機器を宅内や外出先からスマートフォンやタブレット端末を用いて制御し、電力使用量などをリアルタイムでモニタリングするHEMSソリューションであり、今回のサービスラインナップを拡充により、マンション、商用ビルにおいてもエネルギー見える化をスマートに実現する。
(画像はプレスリリースより)
スピーディーかつ柔軟にサポート
同社はサービス拡充にあたり、アダプターからコントローラーアプリ、管理サーバーまでをトータルに提供・サポートできるメニューを確立し、マルチベンダーサポートや複数の通信規格への対応を実現し、これまで以上にHEMS・MEMS・BEMSの導入をスピーディーかつ柔軟にサポートすることを可能にした。
このために同社は、「ENESMAアダプター」、「ENESMAゲートウェイ」などの製品を追加し、通信方式の異なる機器を共通のネットワークに接続しデータ収集、制御し、各種データをインターネット上のサーバーに中継することを可能にした。
さらに、情報の蓄積・見える化・分析を実施する管理サーバーおよびクラウドサービスとの連携も強化した。
なお、東京ビッグサイトで開催される「第4回スマートフォン&モバイルEXPO」(5月14日~16日)では、「ENESMA」シリーズの各種製品のデモ、ならびにダイキン工業とのサービス連携事例を紹介する。

日本システムウエア ニュース
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