前年よりも上昇した地域は、24駅中11駅
東京カンテイは4月22日、新京成線の駅ごとに平均坪単価を算出し発表した。自社のデータベースに登録された首都圏のファミリー向け中古マンションの売り希望価格をもとにして作成された。
(画像は、東京カンテイHPより)
新京成線全駅の平均価格は坪あたり78万円であり、昨年と比較して7.7%上昇した。データ抽出量は930件(前年990件)、平均築年数は20.4年(同20.5年)であった。平均専有面積は70.5平方メートル(同68.2)であった。
京成津田沼駅周辺に値頃感!!
最も坪単価が高かったのは京成津田沼駅で坪単価102万円(前年102万円)であった。この駅は京成電鉄と新京成電鉄の共同使用駅である。2012年統計では、1日の乗降人員は、京成電鉄が54,144人、新京成電鉄が42,296人であった。
京成津田沼駅周辺では、築20年以上の物件を中心に値上がりしており、値頃感が出ている模様だ。
二番目に坪単価が高いのが、みのり台駅で坪単価101万円であった(前年78万円)。1日の乗降人員は8,109人(2012年調べ)と少なく、朝の7時までと夜の10時以降は駅員不在となる駅だ。平均築年数は前年が16.0年に対して12.6年と若返ったことから平均単価が上昇したものと見られるが、基調は弱含みである。
逆に最も坪単価が低かったのが鎌ヶ谷駅で坪単価52万円(前年49万円)であった。この駅の1日の乗降人員は14,580人(2012年調べ)と、24駅中11位であった。

東京カンテイ
http://www.kantei.ne.jp/jusin/jusin_bn608.html