供給数減少の傾向続く
首都圏における3月の新規発売戸数は、前年同月比で9.7%減となった。不動産研究所が15日に発表した市場動向で明らかになった。その内、都区部は1,769戸で、全体比の38.1%に縮小している。
(画像:不動産経済研究所)
首都圏における3月の新規発売戸数は4,641戸で、前月比2,651戸で75.1%増加しているものの、前年同月と比較すると、9.7%減少した。地域別に見ると、東京都区部が1,769戸で全体比の38.1%、都下が481戸で同10.4%、神奈川県1,382戸(同29.8%)、埼玉県587%(同12.6%)、千葉県422戸(同9.1%)。
翌月繰越販売在庫数は3,828戸で、2月末現在の3,851戸に比べて23戸減少。在庫薄の状態が継続している。ちなみに2013年3月末の残戸数は4,327戸で、およそ11.5%の減少となった。
価格は上昇傾向
平均価格および単価は、前月比、前年同月比とも上昇している。
2014年3月の一戸あたり平均価格は5,215万円となり、前月比では3.0%、前年同月比で8.5%の上昇。一平方メートルあたり単価で見ると2014年3月は73.0万円で、前月比では3.1%、前年同月比で8.5%の上昇となった。
なお、2014年4月の発売戸数は4,500戸の見込みとのこと。前年同月比では10%近くの増加が見込まれる。

不動産経済研究所
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