全国的な価格上昇傾向、継続!!
株式会社東京カンテイは4月24日、3月度中古マンション価格天気図を発表した。天気マークの適用基準は、全国のファミリータイプ中古マンションの流通価格を70平方メートルに換算した平均価格、前月からの変動率、13ヶ月移動平均の変動率の3点である。
(画像は、東京カンテイ プレスリリースより)
3月は、晴れの地域が前月よりも2ポイント増えて23地域となり、2008年1月の調査開始以来の最高を更新した。また、雨の地域は2ポイント減少して4地域と改善し、曇りは2ポイント増加して6地域となった。
2月で薄日だった12地域のうち4地域が晴れに改善され、6地域が薄日を維持、2地域が曇りと落ち込んだ。
前月と比較して天候が悪化した地域は2ポイント増えて6地域となり、維持が2ポイント増えて31地域となった。天候が改善した地域は4ポイント減って10地域となった。
2月と比較すると上昇勢いは鈍化
中古マンションの販売価格を70平方メートルで換算した数字の推移を見てみる。全体的な傾向としては、2月に上昇した分が、3月にかき消されたといった具合だ。
首都圏では前月と比較してマイナス1.2%となった。千葉がプラス0.8%だったが、他は全てマイナスだった。ただし、2月の前月比はその逆であった。
中部圏は、前月比マイナス3.3%であった。静岡県がプラス0.5%と2ヶ月連続の上昇であったが、他の3件が足を引っ張った。愛知県は、2月の前年比がプラス2.8%で、3月がマイナス2.9%であったことから、1月と比較してマイナス0.1%と微減であったことが分かる。
近畿圏は、大阪府が前月比マイナス2.8%、兵庫県がマイナス2.7%と落ち込んだ。京都はプラス2.1%と2ヶ月連続の上昇を見せた。

東京カンテイ 3月度天気図
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/WR201403.pdf