三井住友建設が開発した新構法
2014年4月21日、三井住友建設株式会社は住戸内の梁型・柱型を無くした免震高層板状マンション「Sulatto 3 Neo(スラット3ネオ)」を開発したと発表した。
「Sulatto 3 Neo」は、共用廊下側に壁と床で構成する三井住友建設オリジナルの「Neoフレーム」、バルコニー側に構造体を一部に集約した「グリッドフレーム」を用いることで、梁型・柱型を無くした新構法だ。これにより、居室有効空間の増大や開口部の自由度向上といった、付加価値が高くより使い勝手のよい住空間を実現できる。
同社は20階程度までの板状超高層マンションへの適用をめざし、今後積極的に提案していくとしている。
(画像はニュースリリースより)
家具のレイアウトのしやすさや換気・採光にもメリット
「Sulatto 3 Neo」を採用することで、梁型も柱型も無い部屋にさまざまな家具を隅々まで配置することが可能になる。これにより、平面的に実質1平方メートル程度のゆとりが生まれるという。
またサッシをこれまでより幅広く高い位置に設置可能になるため、外から覗かれにくくしたまま窓を開けて換気や採光ができるようにもなる。
Neoシリーズ第2弾“Sulatto 3 Neo(スラット3ネオ)”発表 ~住戸内に梁型・柱型が無い住空間を実現~
http://www.smcon.co.jp/2014/04217907/