新規マンション契約率は2か月連続の70%超え
株式会社不動産経済研究所は「近畿圏のマンション市場動向-2014年3月度-」を発表した。調査対象地域は大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県の2府4県。
発表された資料によると2014年3月の近畿圏におけるマンション新規発売戸数は前月比10.8%増、前年同月比27.1%減の1,848戸となった。
地域別発売戸数は、大阪市部467戸(全体比25.3%)、大阪府下531戸(同28.7%)、神戸市部57戸(同3.1%)、兵庫県下325戸(同17.6%)、京都市部119戸(同6.4%)、京都府下71戸(同3.8%)、奈良県174戸(同9.4%)、滋賀県9戸(同0.5%)、和歌山県95戸(同5.1%)となっている。
契約率は、近畿圏平均が前月比0.4ポイント増、前年同月比5.8ポイント減の77.8%で、2か月連続の上昇および70%越えという結果に。地域別契約率は、大阪市部79.4%、大阪府下75.9%、神戸市部59.6%、兵庫県下72.9%、京都市部82.4%、京都府下100%、奈良県85.6%、滋賀県55.6%、和歌山県72.6%となっており、大阪市部、京都市部、京都府下、奈良県が平均を超える高い契約率を示している。
近畿圏の新規マンション平米単価は4か月連続の上昇
2014年3月の近畿圏における新築マンション1戸当たり平均価格は下落した先月から上昇に転じ、前月比7.6%増、前年同月比2.8%増の3,640万円だ。
前年同月比で上昇したのは3か月振りで、3,600万円を超えたのは、2013年1月の3,642万円以来14か月振り。平米単価は前月比1.9%減、前年同月比3.3%増の50.7万円となり、4か月連続の上昇となる。
地域別平均価格は大阪市部3,315戸(平米単価54.4万円)、大阪府下3,480万円(同45.3万円)、神戸市部3,863万円(同48.4万円)、兵庫県下4,341万円(同54.6万円)、京都市部3,811万円(同63.4万円)、京都府下3,437万円(同49.9万円)、奈良県4,064万円(同53.3万円)、滋賀県3,174万円(同41.0万円)、和歌山県2,818万円(同37.7万円)となっている。

近畿圏のマンション市場動向-2014年3月度-
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