住宅用の「蓄電盤」を新発売
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は2月24日、壁掛けタイプの「住宅用リチウムイオン蓄電盤」の発売を発表した。
(蓄電システム概要。画像はニュースリリースより)
高まるニーズと、直面した課題
東日本大震災以降、電力需給問題が続き、節電やエネルギーに関する意識が大きく変化。非常時の電源確保などのため、「蓄電システム」の設置を求める声が高まっている。
その反面、パナソニックが「太陽光発電システム」を購入者を対象に実施した調査から、約40%が、「蓄電システム」の導入を検討したにもかかわらず、購入を見送ったことが分かった。
理由として挙げられる「価格」と「スペース」の課題を考慮して、誕生したのが、マンションや戸建て住宅、小規模店舗にも設置できる『壁掛けタイプ』。希望小売価格も、40万円(税抜き)を切る破格の価格に設定した。(工事費は別途)。
(設置イメージ。画像はニュースリリースより)
太陽光発電システムからの充電も可
停電時などの非常時には、自動で電力を供給する。太陽光発電システムからの充電も可能。蓄電容量は1 kWh(キロワット)で、液晶テレビ1台、発光ダイオード(LED)シーリンク、ダウンライトを各2台、冷蔵庫1台を、2時間同時に稼働できるという。
希望小売価は39万8000円。発売日は2月28日。パナソニック エコソリューションズ社では、年間の販売目標を1万台に設定。「もしも」の停電に備えて、「安全・安心な暮らし」と「環境負荷の軽減」を両立できる蓄電システムの普及拡大を図るとコメントしている。

パナソニック ニュースリリース
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