解決が難しいペットトラブル
少子化、高齢化が進み、犬や猫などのペットを家族の一員として飼育する家庭が多くなってきた近年のペットブーム。しかしそれに伴い、ペットに関するトラブルも年々増加している。
最近のマンションでは、ペットのための設備が付帯されている所があり、ペットの飼育が許可されているところも多くなってきている。しかし問題点も多く、以前はペットの飼育を禁止にしているマンションがほとんどだった。
(画像はイメージです)
ペットのトラブルは、マンションの騒音問題の次に多いトラブルだ。家族の一員という存在に変わりつつあるペットのトラブルは、以前よりも解決が難しくなってきている。
ペットの飼育が許可されていても、入居者全員がペットを飼っている訳ではないということを忘れてはならない。普段からペットと暮らしている入居者と、そうでない入居者では問題の観点が違う。
ほかの入居者の立場に立った配慮が必須
ペットを飼っている入居者にとって、鳴き声は普段から聞き慣れている会話のようなものかもしれないが、ペットを飼っていない入居者からすれば、それは騒音になることもある。
また、ペットの臭いの問題も多い。ペットを飼っている入居者が配慮しているつもりでも、ベランダに置いたペットのトイレから隣の住戸へ臭気が伝わっていたりすることがある。共用の階段などでも意外に臭うことがあり、ペットを飼っていない入居者にとっては苦痛を伴うことも少なくない。
ペットの飼育が禁止されているマンションでペットを飼うのはもってのほかだが、飼育が許可されているからといって、どんな飼い方をしても良いという訳ではない。ペットを飼育する上ではさまざまな問題があり、ルールやマナーを守って飼育しなければならない。

マンション理事長お役立ち「マンション管理事典」 マンション管理とペット飼育問題
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