思い立ったが吉日!!
今年は首都圏や大阪でも雪がたくさん降る。その後には大量の雪解け水が排水されていくのだが、マンション・ビルオーナーの方々は、屋上の水はけについてチェックしたことはあるだろうか。
屋上の排水が悪くなる原因の一つとして、水勾配の不具合がある。排水口がゴミや泥でふさがっているだけなら、取り除けば済む話しだ。しかし、排水口に向かって一定方向に水が流れるように、勾配をつけて施工されていないことが原因だった場合、事態は深刻かもしれない。
この状態を放置しても、すぐに漏水に繋がることはないようだ。しかし、屋上防水のために敷かれた保護シートが劣化することによって、屋上の防水層の保護機能が低下することは避けられない。もし、この防水層に不具合が生じると、階下への漏水へと繋がるので、油断はできない。
雪が解け出す頃、一度屋上を点検してみては?
屋上へは、頻繁に上ることはないだろう。もし、屋上の排水状況について、今までチェックしたことなかったというオーナーがおられたら、これを機に、一度チェックしてみてはどうだろうか?寒いだろう。しかし、一度寒さを堪えれば、問題を早期に発見し、無駄なお金と労力を費やさずに済むかもしれない。
屋上の勾配を再施工するのはお金がかかる。こんな時は、保護シートを適宜修繕するという策を講じておけば、長期的に見れば大きな費用負担にならずに済むだろう。また、降雪後のチェックは、くれぐれもご注意いただきたい。

株式会社さくら事務所
http://www.s-mankan.com/case/656.html