建物安全度判定サポートシステム『揺れモニ』
株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長:筒井清志)は建物安全度判定サポートシステム『揺れモニ』の販売を2013年10月1日より開始する。
同システムを導入することによって、地震直後にそのビルが継続使用できるのかどうかを、ビルのオーナーから各テナントへ伝達することが可能となる。
東日本大震災での教訓を生かして
このようなシステムへのニーズが高まる背景としては東日本大震災が挙げられる。
東日本大震災時には高層ビルが長時間にわたって大きく揺れたことから、ビル内の各テナントからビル管理者に対して、ビルの継続使用可否に関しての問い合わせが殺到したという。問い合わせに対応するために、ビルオーナーは多大なコストと時間を建物の被害状況調査のために費やしたのだ。
『揺れモニ』では、従来品では導入することができなかった建物の高さ「40m~60m」のビルでも判定することが可能で、システム構築価格に関しても従来品の約2割~3割のコスト減を達成しているという。
いつかは必ず発生する・・・首都圏・東南海地震
今後、高い確率で発生するといわれている、首都直下地震や東海・東南海地震などの災害対策を早くから進めることはビルやマンションを管理するものにとっては必須の対応であろう。
耐震性を高め地震の揺れに直接立ち向かうことも重要な対策ではあるが、地震発生後の建物使用に対する安心を素早く判断できることもビルやマンションの価値そのものであるといってよい。
自分のかかわる建物の価値向上について、同システムの導入を含めて一度は検討してみることが必要なのではないだろうか。

株式会社NTTファシリティーズ
http://www.ntt-f.co.jp/建物安全度判定サポートシステム『揺れモニ』のサービス開始について
http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei25/h25-1001.html