相続税1件平均額は2,388万円
国税庁は、平成24年中に亡くなった方から、財産を相続などした方の申告概要について発表した。1件あたりの平均税額は2,388万円で昨年より40万円減少となった。
(画像はプレスリリースより)
発表の概要
被相続人数(死亡者数)は、約125万6千人で平成23年より約3千人上回った。相続税の課税対象となった被相続人数は、約5万2千人で平成23年より約800人増加で、課税割合は4.2パーセントとなり、平成23年より0.1ポイント増加した。
課税価格は、10兆7,706億円で平成23年より約309億円増加し、被相続人1人あたりでは約2億557万円で、平成23年より約273万円減少した。
税額は、1兆2,514億円で平成23年より6億円の減少、被相続人1人あたりでは2,388万円で平成23年より40万円の減少となった。この金額は、1994年以降2番目に低い数値で土地価格などの下落が要因とみられる。
相続財産の金額構成比は、土地が45.9パーセントで平成23年とほぼ同じ水準、現金・預貯金等が25.4パーセントで平成23年より約1パーセント増加、有価証券が12.3パーセントで平成23年より0.7パーセント減少となった。

国税庁
http://www.nta.go.jp/index.htm