住宅ローンにはリスクもいっぱい
家を買おう、というときに、ほとんどの人がローンを組むだろう。その際に団体信用生命保険にもほとんどの人が加入する。ローン名義人が死亡または高度障害状態となった場合、残りのローンは保険で支払われる、というものだが、これだけで安心してローンを組むのはリスクが高い。団体信用生命保険が適用されるのは、「死亡または高度障害状態のみ」なのだ。
高度障害状態とはいかないまでも、仕事ができないほどの病気やケガに見舞われたら、返済が苦しくなることは必至。有給休暇、貯金、公的な手当などを総動員しても、長くは持たない。万が一収入が得られなくなった際の備えがなければ、ローンを組むことにはかなりのリスクがある。
また、就業不能にならなかったとしても油断はできない。低金利のローンはほとんどが変動型金利だ。金利が上昇した場合、最大25%返済額が増えることになる。
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「ディサビリティ保険」を考えよう
欧米では、ディサビリティ保険というものがポピュラーだ。就業不能になったとき、給付金を受け取ることができるもので、日本ではライフネット生命の「働く人への保険」が有名だ。日本ではあまり浸透していないディサビリティ保険だが、ローンを組む際には加入を検討した方がいいかもしれない。生命保険での給付金は基本的に在宅療養には適用されず、入院給付金にも限度がある。ライフネット生命の場合、半年間は就業不能であると医師から診断されれば給付金が支払われる。
せっかく家を買うのだ
せっかくマイホームを手にしても、ローン返済に苦しみ続けては元も子もない。一番大事なのは、無理をしないことだ。ローン返済しつつ、貯金もできる程度の余裕を持っていた方がいい。すでにローンを組んでいるなら、月々の返済額の見直し、繰り上げ返済の検討をすることをおすすめする。

ライフネット生命 「働く人への保険」
http://www.lifenet-seimei.co.jp/product/disability/