預金連動型住宅ローンとは?
最近増えている「預金連動型住宅ローン」。簡単に言うと、ローン金額のうち、預金額と同額分は金利が低くなる、というものだ。しかし、確実に向いていると言えるのは、「キャッシュで家が買える」人だけである。なぜか。メリット・デメリットを含めてまとめてみた。
メリット
預金連動型住宅ローンのメリットは、預金を増やせば実質的なローン金利が低くなることだ。さらに手元に資金を残しておけるため、万が一の際には引き出すことができる。家族の預金も連動させることができるローンもある。繰り上げ返済と違うのは、住宅ローン控除を受ける際、ローン金額全額が控除の対象になる点だ。
デメリット
一番のデメリットは、もともとの金利が高めに設定されていることだ。変動型金利である場合が多く、2~3%が標準だ。また、団体信用生命保険には自費で加入しなければいけない所もある。また、ローン残高以下の預金には利息がつかなくなるところが多い。一定額以上の預金がない場合は逆に損をすることになる。ローン金利0型もキャッシュバック型も基本的には変わらない。
ぎりぎりの資金しかない場合は、一般の住宅ローンを組むほうが賢明だろう。万が一預金を引き出すことになった場合、メリットが無くなってしまう可能性が高い。
最大限得できるケース
このローンで最大限得をするためには、まず借入額と同額の預金が必要だ。そうすれば、最初からローン全額の金利を削減することができる。そのうえで住宅ローン控除を受ければ、ローン金利は払わず、最長10年の減税もできるわけだ。これが、「向いているのはキャッシュで家が買える人」である理由だ。

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