津波避難マンション本格発売
東建コーポレーション株式会社は、平成25年11月より津波から「いのち」を守るために開発した「津波避難マンション」を本格的に発売することを発表した。
(画像はニュースリリースより)
津波避難マンションとは?
「津波避難マンション」は高台のない沿岸部近くの地域において、各地方自治体の定める「津波避難ビル」の認定基準を満たした上に、名古屋大学との共同研究に基づいた東建コーポレーション独自の地震・津波対応設計を施した賃貸マンションである。
津波発生時には、入居者およびオーナーとその家族が通路や階段、屋上の避難スペースを一時避難場所として利用できるとともに、近隣住民にも避難スペースとして一般開放するため災害時に避難場所をわかりやすくするために、目立ちやすい色の非常階段と「津波避難ビル表示マーク」で入居者や地域住民への認知を図ることとする。地域社会に貢献できる商品といえるであろう。
どのような対策がなされているのか?
屋上の避難スペースには「防災備蓄庫」や「非常用電源(太陽パネル)」などの設備の設置が可能となっている。
名古屋大学との共同研究に基づき、独自の技術で避難マップを作成し、海岸からの距離や高さ、津波による被害などを予測した。そして、建物の階数や構造補強、配置計画なども計画することで、的確な設計を行う。津波に対して強い構造や建物の形状を考慮し、津波の抵抗力を増大させる。
建物配置による対策として、予測される津波の方角に対して建物の配置を考慮し、津波で受ける波圧面積を極力小さくすることで、建物に加わる津波被害を抑える。
建物形状による対策として、津波避難マンションは、吹き通しのあるピロティ形式で、建物が津波で受ける波圧(波の圧力)を小さくする。
耐震性・耐久性に関しては、建設地が軟弱地盤の場合でも、強固な地盤まで杭基礎を打ち込むことで、安定した基礎構造を造ることが可能となっている。構造体には圧縮に強いコンクリートと引っ張りに強い鉄筋とが一体となった「鉄筋コンクリート造ラーメン工法」を採用している。
また、東建コーポレーションでは、事業計画地の津波診断・配置図を無料で作成し、オーナーの大切な土地を判断するサービスも実施している。

東建コーポレーション株式会社 津波避難マンション本格発売(ニュースリリース)
http://www.token.co.jp/ir/press/2013/2013_11_06/2013_11_06.pdf津波避難マンション RCユニヴァリィ
http://www.token.co.jp/apartment/rc_tsunami/東建コーポレーション株式会社
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