64億円の純利益を計上
建設大手の長谷工コーポレーションは、2013年11月14日に第2四半期報告書(2013年7月-9月期分)を発表しました。それによると、2013年度からの連結決算は純利益が前年同期と比べて9%増の64億円となりました。前年同期比で営業利益は15%増の107億円、売上高は9%増の2641億円でした。
こうした好業績を支えたのは、現在のマンション市場における需要が堅調であるためで、この第2四半期期間のマンションの新規供給戸数は、首都圏においては29,367戸と前年同期と比べて35.6%増、近畿圏では13.529戸(前年同期比で17.9%)となりました。この数字は、リーマン・ショックに端を発した世界金融危機が起こった2007年以来の高水準の供給がなされました。
各事業分野での業績アップ
こうしたマンション市場の高い需要を背景に、長谷工では設計施工関連事業において、分譲マンション33件を竣工させました。その中には、479戸の規模のカワサキアイランドスイート(川崎市川崎区)、パークホームズ横浜矢向センターフォレスト(横浜市鶴見区)、プラウドシティ神戸名谷サウスヴィラ・スカイヴィラ(神戸市須磨区)などがあります。
また不動産関連事業として、消費税率の引き上げに加え、金利やマンション価格が今後上昇する方向性も寄与し、契約戸数・引渡し戸数共に増加し、営業利益は前年同期比238.5%増の30億円となりました。おもな販売受託物件として、オハナふじみ野上野台ブロッサム(埼玉県ふじみ野市)、主な分譲事業物件として、グランセレッソ横濱戸塚(横浜市戸塚区)があります。

長谷工コーポレーション第2四半期報告書
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