女子大がデザインする部屋
株式会社リロ・ホールディングス100%出資会社、株式会社東都は、駒沢女子大学と産学連携プロジェクトを開始した。名称は「コマジョリノベ-駒女生の暮らす部屋-」。不動産賃貸管理会社と女子大学との同様のプロジェクトは日本で前例がない。
駒沢女子大学で空間デザインを学ぶ「空間造形学科」(2014年より住空間デザイン学科に改称)の学生たちが、東都が自社管理する賃貸物件の部屋(京王稲田堤近くの物件2部屋)を駒沢女子大学に提供し、大学側でその部屋のデザインを行う。
(画像は駒沢女子大学住空間デザイン学科ニュースより)
このプロジェクトのメリット
このプロジェクトは、両方にとってもメリットがある。東都側は、毎年インテリアデザイナーとして、ハウスメーカーや建設会社などに多くの卒業生を輩出している同大学の学生に、自社物件のお部屋の総合デザインをしてもらえるだけではない。
同社の展開エリア(小田急・京王線沿線)は大学が多く点在しており、若年単身層がボリュームゾーンということで、同世代の学生がデザインした部屋は、ターゲットのニーズとマッチするからである。よって、確実にその時代のニーズとマッチした物件を提供できることになる。また、「女子大生がデザインした部屋」は話題性もあり、他社物件との差別化になる。
駒沢女子大学は、 机上のデザインではなく、実際に市場に流通している賃貸物件の部屋のデザインをすることで「リビングデザイナー」として、より実践的な能力が身に付くことになり、他校との差別化を図ることができる。
それだけではなく、実践的な内容が学ぶことができるということで受験生から見た学部の魅力を高めることができるからである。このプロジェクトによる物件は、人気物件となることが予想される。

株式会社東都
http://www.tohto.ne.jp/駒沢女子大学
http://www.komajo.ac.jp/uni/