CMでもおなじみ「エコキュート」
パナソニック社製のヒートポンプ式給湯器エコキュートが、オール電化マンションへ導入されることが決まった。11月1日、パナソニック株式会社 エコソリューションズ社が発表した。
野村不動産が建築予定の「プラウドシティ新川崎」がその第一弾となる。
「次世代エネルギーマネジメントシステム」を導入したマンションで、使用するエネルギーを電力に絞り、一次消費エネルギーを減らすことを目指すものだ。
割安に電気を使える次世代マンション
電気代が高騰するなか、高圧一括受電への関心が高まっている。電力消費のピークとなる時間帯を計画的にずらす「ピークシフト」を行うなどを条件に、電力の供給を割安で受けられる、というものだ。
一般家庭で電力消費量がピークとなるのは夜8時以降だと言われている。そのため、主に夜間に稼働する今までのエコキュートでは、電力使用量のピークをコントロールできず、高圧一括受電を行うマンションへの導入は難しかった。
そこで今回導入が決まったのが、パナソニック社製のエコキュートだ。従来のものとは違い、「ピークシフト設定」「ピークカット設定」を搭載。マンション全体の電力使用量のピークを抑えることができ、高圧一括受電マンションでもオール電化を実現することが可能となる。
オール電化を加速する?
省エネルギー機能「エコナビ」を搭載しており、必要なときだけ加熱するなど、保温の際の無駄な電力を最大35%抑えることができる。
さらに、震度7相当の地震でも耐えられる新しい設計で、万が一の際にも安心だ。
今回計画されているような、高圧一括受電マンションでのオール電化は日本では初めてのこと。
この製品の登場で、マンションのオール電化がさらに進むかもしれない。

パナソニック2013年プレスリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/11/jn