大規模修繕周期を16~18年まで長周期化
野村不動産株式会社と野村不動産パートナーズ株式会社は、2018年8月2日、分譲マンションにおける大規模修繕の長周期化への取り組みとして『アトラクティブ30』の導入を決定ししたと発表した。
『アトラクティブ30』は、新築分譲時から高耐久部材等を採用することにより、大規模修繕周期をこれまでの約12年から16~18年まで長周期化するというもの。
新築時の高耐久部材・工法採用と『re:Premium』導入
野村不動産グループはこれまで、長期間に亘って無理なく住むことができる分譲マンションの提供を目指し、調査研究を行ってきた。この研究では、運営管理面での工夫や、外装材・設備など大規模修繕の対象となる部材を検討。その結果として、今回の『アトラクティブ30』導入は実現したという。
『アトラクティブ30』は、新築時における高耐久部材・工法の採用と、野村不動産パートナーズによる大規模修繕『re:Premium』の導入により、大規模修繕の長周期化を可能にした。外壁タイルには「有機系接着剤張り工法」が採用され、塗装材およびシール材には耐久性がより優れた材料を採用。更新コストの負担が大きい部材においても、高耐久化が図られている。
「後(アト)」の負担が「楽(ラク)」になる
『アトラクティブ30』という名称は、長期間の負担を減らすことで「魅力的(attractive)」な建物の維持を目指すことから命名されたという。また、「後(アト)」の負担が「楽(ラク)」になり、「アクティブ」なマンションライフを実現するという意味も、かけられているという。
『アトラクティブ30』は今後、野村不動産グループの『プラウド港北センター北』『プラウド市川マークス』にてまず導入され、他物件にも順次導入が進められる。
(画像はプレスリリースより)
「アトラクティブ30」発表 大規模修繕周期を12年から16~18年へ - 野村不動産ホールディングス株式会社
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