京急線沿線の空き家対策等に活用
2018年7月2日、湘南信用金庫(以下、湘南しんきん)は、京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)の協力と、株式会社日本保証の保証を得て、京急沿線の空き家対策等に活用できるリバースモーゲージ「安心生活」京急連携プラン(以下、同プラン)を提供開始すると発表した。
同プランは、2018年3月12日に締結した業務連携協定に基づくもので、京急線沿線の地域経済活性化を目的として、さまざまな地域課題を3社が連携し解決していくとのこと。
なお、リバースモーゲージとは、持ち家のある高齢者が、その家を担保としてリフォーム資金や生活資金等を一時的に借入が出来る融資商品で、通常の住宅ローンよりも年齢制限が緩く、毎月の返済が利払いのみで借入を追加する度に残高は増えてゆき、原則として返済は自宅売却による一括返済となる。
リバースモーゲージ「安心生活」京急連携プランの概要
同プランは、物件オーナーが、湘南しんきんからリバースモーゲージで借り入れた資金をもとに、京急グループが提案するリノベーションを行った後の物件を、京急電鉄が借上げて入居者に貸し出すものだ。
なお、貸し出し物件の稼働状況に関係なく、京急電鉄が提示した規定賃料を一定期間(6年間を基本)、物件オーナーへ支払うため、物件オーナーは安定した賃料収入を得ることができる。
また、入居者との契約は、2年ごとに契約が終了する定期借家契約を活用しているため、契約終了時に、再び家に戻ることも可能だ。
ただし、契約者が死亡した際は、担保物件の任意売却や手元資金による元金一括返済が必要となる。
(画像はプレスリリースより)
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