建物・設備の老朽化、耐震性など諸問題へ対応
2018年6月21日、丸紅株式会社は、「常盤松ハウスマンション建替事業」(以下、同事業)において、港区長より権利変換計画の認可を受けたと発表した。
常盤松ハウス(以下、同物件)は、JR山手線など「渋谷」駅から徒歩圏内と、交通・生活利便性が極めて高い立地にあり、1970年9月、地上8階・地下1階建、62戸の分譲マンションとして建設された。
しかしながら、同物件は竣工から48年経ち、建物・設備の老朽化、耐震性など諸問題への対応から、建替計画について、協議が重ねられてきた。
「常盤松ハウスマンション建替事業」の概要
同社は、2012年6月、事業協力者に選定されて以来、組合員、コンサルタントである元・建築マネジメント株式会社、および設計会社である株式会社野生司環境設計と共に建替えに向けた活動(施設計画の策定、合意形成など)を推進してきた。
この結果、2016年12月に建替決議が成立し、建替えに関する権利変換計画の認可を得ることとなった。
同事業は、「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」による組合施行方式が適用され、丸紅として同法を用いた初の建替事業となる。
また、同物件は、古くより由緒ある常盤松の周辺環境に調和しながら、新しい時代の到来を感じさせるモダンなデザインを取り入れ、地上9階・地下1階建、98戸の新築マンションに建替わる。
なお、同社は増床分(保留床)36戸の分譲を担当する。
(画像はプレスリリースより)

丸紅 ニュースリリース
https://www.marubeni.com/jp/news/2018/release/20180621J.pdf