中古マンションの「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出
2018年6月21日、株式会社東京カンテイは、2018年5月の三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移を発表した。
価格データは、同社のデータベースに登録された中古マンションの「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出し、70平方メートルに換算して表記したもので、集計対象はファミリータイプのみとし、専有面積30平方メートル未満の住戸と事務所・店舗用を除外している。
また、集計地域は、首都圏が東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県、近畿圏が大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県、中部圏が愛知県・岐阜県・三重県・静岡県である。
価格推移の概要
2018年5月の首都圏中古マンション価格は、前月比+0.8%の3,632万円と再び上昇したが、都県別では、東京都(-0.1%、4,874万円)や神奈川県(-0.4%、2,884万円)ではともに弱含みで、千葉県では横ばいの1,997万円、埼玉県ではさいたま市や川口市など主要な行政区が概ね強含みとなり、+1.1%の2,274万円と3月の価格水準を上回った。
近畿圏平均は前月比+0.8%の2,175万円と2月以降は上昇傾向で推移しており、大阪府では+0.7%の2,378万円と3ヵ月連続の上昇、兵庫県では+0.8%の1,885万円と上昇傾向が続いて、5ヵ月ぶりに前年同月比がプラスまで回復した。
中部圏平均は前月比+1.0%の1,806万円、愛知県では+1.2%の1,950万円と1%以上の上昇を示し、豊田市や安城市など名古屋市以外の主要な行政区でも総じて1%以上のプラスとなっている。
(画像はプレスリリースより)

東京カンテイ プレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/c201805.pdf