先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかに
2018年6月20日、株式会社パテント・リザルトは、「ハウスメーカー 他社牽制力ランキング2017」(以下、同ランキング)をまとめたと発表した。
同ランキングは、2017年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を、独自に分類したハウスメーカーを対象に、企業別に集計したもので、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになる。
「ハウスメーカー 他社牽制力ランキング2017」の概要
同ランキングにおいて、2017年に最も引用された企業はミサワホームであり、最も引用された特許は、「蓄電手段を備えた建物」に関する特許(特許第3239106号)で、後発の特許5件の審査過程で拒絶理由として引用されており、次いで、「室内環境調整システム」に関する特許(特許第5684676号)などが多い。
第2位は積水ハウスで、最も引用された特許は、「梁の配管挿通部における耐火被覆構造」に関する特許(特許第5141592号)や、「遮音床パネルの製造方法」に関する特許(特許第5431383号)で、後発の特許3件の審査過程でそれぞれ拒絶理由として引用されている。
第3位は大和ハウス工業で、最も引用された特許は、「エネルギー管理システム及び管理装置」に関する特許(特許第5703207号)で、後発の特許4件の審査過程で拒絶理由として引用されている。
第4位以下には、トヨタホーム、パナホーム、旭化成ホームズ、住友林業、三井ホーム、サンヨーホームズ、ヤマダ・エスバイエルホームの順となっている。
(画像はパテント・リザルト公式ホームページより)

パテント・リザルト ニュースリリース
https://www.patentresult.co.jp/news/2018/06/fcithouse.html