顧客の異変の早期発見や困りごとの解決を図る新たなサービスを創出
2018年7月2日、セコム株式会社(以下、セコム)と東京電力パワーグリッド株式会社(以下、東電PG)は、セコムが提供する高齢者向け自宅生活サポートサービス「セコム・マイホームコンシェルジュ」(以下、同サポートサービス)と、東電PGが提供する「IoTプラットフォーム」(以下、同プラットフォーム)を融合させ、家電の利用状況から、顧客の異変の早期発見や困りごとの解決を図る、新たなサービスの創出を目的とした実証試験(以下、同実証試験)を、開始すると発表した。
同サポートサービスは、セコムが東京・杉並に開設した、くらしの相談窓口「セコム暮らしのパートナー久我山」の近隣エリアに住んでいる高齢者を対象とした地域限定の会員制サービスで、「住み慣れた自宅でいつまでも安心して暮らしていく」ことをサポートし、顧客のさまざまな困りごとに対して幅広く対応している。
また、同プラットフォームは、分電盤に設置した電力センサーを通じて取得した住宅全体の消費電力量から、その家庭が利用している個々の家電製品の消費電力量を推定する機能を持ち、サービス事業者は、分析したデータを用いて、さまざまな家庭向けサービスを創出できる。東電PGの子会社である株式会社エナジーゲートウェイが販売・運用している。
実証試験の概要
同実証試験は、2018年7月から1年間、同サポートサービスを提供している高齢者宅に、東電PGの同プラットフォームにつながる電力センサーを設置し、そこから得ることができる消費電力量データを分析・活用した、新たなサービスを検討することを目的としている。
分析データを活用することで、猛暑日の冷房未使用を把握して、事前に熱中症防止の注意を喚起したり、掃除機や洗濯機などの稼動状況から日々の行動量を分析して、生活改善のためのアドバイスを行うなど、「より効果的なタイミング」「より適切な内容」で対応することが期待できるとのこと。
今後、同実証試験に参加した顧客からの意見や要望も取り入れ、2019年度からの新サービスの創出に向け、検討を開始していく。
(画像はプレスリリースより)
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