投資用不動産の買い時感をはじめとする市況の見方や投資についての考え方
2018年6月18日、野村不動産アーバンネット株式会社は、「不動産投資に関する意識調査(第10回)」(以下、同調査)の結果を発表した。
同調査は、不動産投資サイト「ノムコム・プロ」の会員(会員数約19,000人)を対象に、年1回投資用不動産の買い時感をはじめとする市況の見方や投資について聞いているもので、2018年5月18日~5月31日の期間にインターネット上でのアンケート回答により実施し、430人(投資用不動産の保有者350人、非保有者80人)の有効回答数があった。
調査結果の概要
投資用不動産の買い時感や不動産価格動向などの質問については、「買い時だと思う」「間もなく買い時が来ると思う」を合わせて、58.8%が「買い時」と回答し、「オリンピックの効果」「融資が厳しく不動産価格が下がると予想」のコメントが多くあった。
「1年後、不動産価格はどうなると思うか」の質問については、「下がる」の回答が大幅に上昇し、その理由の中で、「銀行の融資が厳しい」のコメントが最多であった。
不動産投資を行っていることについて、投資用不動産保有者の85.7%が「不動産投資を行って良かったと思っている」と回答し、「良くなかったと後悔している」との回答は1.1%のみであった。
「過去3年の間(2015年以降)に投資用不動産を売却したか」の質問については、売却をしたと回答した投資用不動産保有者が32.6%で、売却時期は2017年5月以降が44.7%と、直近1年間の取引が最も多く、売却理由は「不動産価格が上昇したから(高く売れるから)」が最も高い57.9%であった。
不動産の購入意向については、不動産保有者の50.6%が「投資用不動産の買い増しを検討」と回答し、今後購入を検討したい投資用物件は「東京(都心5区以外の23区内)」、重視するポイントは「エリア・立地」、物件種別は「一棟アパート」が最多であった。
「金融機関の融資状況」の質問については、52.8%が「変化を感じる」と回答し、そのうち87.7%が「審査が厳しくなった」と回答した。
(画像はプレスリリースより)

野村不動産アーバンネット プレスリリース
https://www.nomura-un.co.jp/news/pdf/20180618.pdf