賃貸住宅にとって、住戸間の音の問題は重要な課題
2018年5月17日、大和ハウス工業株式会社は、同社の、軽量鉄骨造賃貸住宅商品に使用する、高遮音床仕様「サイレントハイブリッドスラブ50」(以下、同高遮音床仕様)が、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく「重量床衝撃音対策」において、住宅メーカー初の国土交通大臣の特別評価方法認定「等級5(最高等級、LH-50等級)」(以下、同認定)を取得したと発表した。
賃貸住宅にとって住戸間の音は重要な課題で、特に上下階の衝撃音による騒音問題は多くの入居者が不満を感じている。
住宅性能表示制度では、表示すべき性能の評価を「評価方法基準」に基づいて行うが、重量床衝撃音対策においては、鉄筋コンクリート造を前提としたものであり、軽量鉄骨造の界床構造の性能評価は基準がないため、同認定を取得することになった。
「サイレントハイブリッドスラブ50」の概要
同高遮音床仕様は、床版に設計基準強度「60N/平方ミリメートル」の高強度プレキャストコンクリート床版を使用し、リブをつけた形状にすることにより剛性を増すことで、衝撃を受けたときの振幅を小さくするとともに、リブの凹部分の空間で空気伝播音を拡散し共振を防止している。
さらに、梁上防振材と組合せることにより、遮音性を向上させた静かな環境を提供する。
同社は、2012年10月より、同高遮音床仕様を賃貸住宅商品に使用しており、好評価を得ているとのこと。
(画像はプレスリリースより)

大和ハウス工業 ニュースリリース
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