省施工・施工品質の向上が可能な断熱パネル
2018年5月11日、パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社(旧パナソニックESテクノストラクチャー株式会社)は、耐震住宅工法「テクノストラクチャー」(以下、同工法)専用の断熱パネル「テクノあったかパネル」(以下、同パネル)を開発し、2018年7月2日より設計対応を開始すると発表した。
住宅市場においてはZEHなど省エネルギーな住宅への関心が高まっており、断熱性能を高めてエネルギー消費を抑えることが重要となっている一方で、労働力不足や人件費高騰による施工品質の低下が懸念されており、省施工を実現する部材やばらつきが出づらい施工法が求められている。
同工法は、耐震性に優れた木造住宅工法で、独自の木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高度な構造計算により、従来の木造建築では実現することの難しかった大空間や斬新な外観デザインが可能だ。
「テクノあったかパネル」の特徴
同パネルに使用している断熱素材は微細な気泡構造に注入した発泡ガスが熱の移動を阻むことにより、高い断熱性能を実現し、高い省エネ性でZEH基準を達成できる。
また、断熱材と枠材を一体化した状態で納品するため、施工性を高め、作業者による施工品質のばらつきをなくして、工期短縮や施工品質の向上が可能だ。
さらに、同パネルは、従来工法の壁に比べ横からの力に耐える強さ(耐力)が約2倍、崩れずに耐えるねばり強さが約1.6倍という結果が出ており、地震に強い同工法の構造とともに、さらに高い耐震性を発揮し、住まいを地震などから守る。
(画像はプレスリリースより)
パナソニック プレスリリース
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