2017年首都圏の新築マンションPERを発表
株式会社東京カンテイは5月7日、2017年の首都圏における新築マンションPERを発表した。
マンションPER(Price Earnings Ratio)とは、分譲マンション新築価格/(月額賃料x12)で求める値。賃料は、同じ駅周辺の分譲マンション賃料。
マンションPERが低い場合は賃料との比較で割安で買いやすく、高い場合は割高で買いにくい。
2017年首都圏新築マンションPERは前年比横ばい
2017年の首都圏212駅を対象とした新築マンションPERの平均は、前年から横ばいの24.49であった。6年連続の上昇とはならなかった。
首都圏でマンションPERが最小値の駅は、JR常磐線「柏」駅で、PERは14.97、70平米価格は3,701万円、月額賃料は206,024円となった。賃料換算では、首都圏平均より9.5年も短い。
2位は京急本線「京急川崎」の16.05、3位JR高崎線「上尾」16.59、4位JR山手線「目黒」17.24、5位JR総武線「千葉」17.61と続いた。
柏や目黒駅では、タワーマンションなどの賃料が上昇しているため、PERの値通り極端に割安とはいえないという。
マンションPERが最大値の駅は、東京メトロ銀座線「青山一丁目」の45.26、70平米価格は20,926円、月額賃料は385,302円であった。賃料換算では、首都圏平均より約21年も長い回収期間が必要とする計算だ。
2位東京メトロ有楽町線「麹町」37.12、3位横浜高速鉄道みなとみらい線「元町中華街」36.37、4位JR山手線「浜松町」35.60、5位東急東横線「大倉山」31.81となった。
(画像はプレスリリースより)

株式会社東京カンテイのニュースリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/95PER2017_shuto.pdf