想定外の地震が発生しても住み続けられる建物であることを実証
2018年5月8日、木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホームは、2018年3月26日(月)~3月28日(水)の3日間、大林組技術研究所(東京都清瀬市)の3次元振動台において、実物大耐震実験(以下、同実験)を行ったと発表した。
同実験は、想定外の地震が発生しても居住者の暮らしを守り、住み続けられる建物であることを実証するため行ったとのこと。
実物大耐震実験の概要
同実験では、一般的な間取り仕様の住宅にこだわり、更なる自由設計を追求するため、通常は建築基準法の1.8倍の耐力壁を入れるところ、1.6倍程度と、あえて耐震性能を通常よりも落として実験した。
建物室内には家具、家電などの生活必需品と同等の生活荷重を再現し、実際の生活空間に近い環境をつくるとともに、屋根全面には13kwの太陽光パネルを搭載し、通常より屋根重量が増して揺れに対して不利となる条件も加えた。
国内外で実際に観測された震度7クラスの様々な地震波や、今後起こりうると予測される地震波など、計10波を連続で加震しても、実験前の状態に比較して、接合部の緩み、金物の変形、材の破損、内装にも損傷などが全く見られなかった。
このため、自由度の高い注文住宅においても、地震後も安心して住み続けられる建物であることが実証されたとのこと。
(画像はプレスリリースより)
アキュラホーム ニュースリリース
http://www.aqura.co.jp/company/news/pdf/180508.pdf