福岡市内の建築開発状況を公表
ビジネスニュースNet IB Newsを運営する株式会社データ・マックスは5月4日、2018年2~3月に福岡市7区に届けられた建築確認申請書を基に、福岡市内の開発状況を集計し公表した。
人口増の中央区がマンション開発数トップの14棟
福岡市で新設予定建築物の種別で最も多いのは、マンションである。
2~3月の建築確認申請書によるマンションの合計戸数は、ワンルーム外919戸、ワンルーム797戸であった。主なターゲットは、2~3人以上のファミリー層のようだ。
区別の開発棟数では、中央区14棟、東区9棟、西区8棟、博多区7棟、南区5棟、早良区3棟、城南区0棟で、中央区が1番多い。
中央区の人口は19万7,460人で、全7区中5番目であるが、福岡市推計人口(2018年3月1日現在)によれば人口増加数は、南区の232人増加に次いで2位の201人増加である。
また、中央区では、出生数から死亡数を差し引いた自然増加数が42人と、福岡市内で最も多い。他に、プラスのエリアは、東区と博多区のみである。
この人口増加が原因となり、中央区のマンション開発が盛んであるという。
中央区のなかで最も戸数が多いマンションは、2018年4月ごろ着工予定の「(仮称)渡辺通り1丁目ビル」で、RC造の10階建て、ワンルーム全27戸を供給する。
市内最大人口31万4,487人の東区は、棟数では中央区に1位を譲るが、マンション開発戸数と開発延面積が最多・最大で、1棟あたりの規模は他6区を圧倒している。
開発戸数が最多のマンションは、「(仮称)グランフォーレ千早5丁目」で、RC造の15階建て、ワンルーム224戸、ワンルーム外28戸の全252戸を供給する。
3位の西区で最も開発戸数が多い物件は、「(仮称)九大元浜マンション」で、RC造の6階建て、ワンルーム外全68戸である。また、今後も商業施設、公園、タワーマンションの整備などの「北原・田尻土地区画整理事業(11.8ha)」構想があり、開発ラッシュが続く見込みだという。
(画像はプレスリリースより)

株式会社データ・マックスのニュースリリース
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