2~6日かかる仮審査を、最短60分に短縮
ソニー銀行株式会社は、2018年5月7日、住宅ローンの仮審査においてAI(人工知能)を活用した自動審査の運用を開始すると発表した。
このAI活用は、従来2~6日程度かかっていた仮審査を、最短60分で回答することを可能にするというもの。5月10日より運用が開始される。
ネットを活用した個人のための資産運用銀行
ソニー銀行は2001年6月、インターネットを活用した個人のための資産運用銀行として開業した。インターネットバンキングやインターネットによる金融取引が広く社会に浸透している現況において同社は、「ソニー銀行は違う」といわれるようなユニークな商品・サービスの提供を企図。ニーグループならではの最新技術を活用し、利用者へ新しい価値を提供し続けている。
また同社は、「フェアである」ことを企業理念に掲げる。銀行に求められる「安心」「安全」を損なうことがないよう、コンプライアンスや情報セキュリティの強化を図り、また健全性の向上も推進。安心して使えるインターネット銀行として、より一層の満足を届けるとしている。
審査担当者の判断に近い精度を実現
ソニー銀行が住宅ローンの仮審査に導入するAIは、個々に学習したモデルを複数組み合わせるアンサンブル法と呼ばれる手法で、蓄積されたデータを学習させたもの。より高い予測精度を誇り、審査担当者の判断に近い精度の自動審査を実現したという。
ソニー銀行は今後、これまで人手に頼っていた与信判断をAIが自動で行うことで、業務の効率化と生産性の向上を実現するとしている。
(画像はソニー銀行の公式ホームページより)
AIを活用した住宅ローン仮審査の自動化開始のお知らせ - ソニー銀行株式会社
http://sonybank.net/pdf/press180507.pdf