多摩ニュータウンで初
10月25日、「Brillia多摩ニュータウン」の完成記念式典が行われた。
もともとは多摩ニュータウン内の「諏訪(すわ)2丁目住宅」だったところを建て替えたもの。計640戸を取り壊し、新規分譲分を付け加えた高層マンション7棟として再生した。
マンションの建て替え事業としては全国で最大規模となる。
(画像はイメージです)
すんなりとは行かない建て替え問題
今回建て替えが行われた諏訪地区の入居が始まったのは42年前。ニュータウン内で最も古い場所で、老朽化が問題となっていた。建て替えの計画自体は25年前からあったが、規制や住民の同意が得られないなど、決定には時間がかかった。しかし、規制の緩和もあり、3年前に住民の9割が合意。住民の意見を取り入れ、情報をきちんと公開したことが建て替え決定につながったようだ。
「住みやすさ」で地域を元気に
保育所や高齢者福祉施設、フィットネススタジオにクリニックと、共用施設が充実しており、幅広い年代が暮らしやすい場所を目指したことが伺える。
新規入居者の6割が30~40代ということで、地元住民は地域活性化につながるのではと期待している。
全国各地のニュータウンでもマンションの老朽化が問題となっており、今回の事業はそのような集合住宅再生のモデルとして今後も注目だ。

東京建物平成25年12月期ニュースリリース
http://pdf.irpocket.com/C8804/GpH7/ms4Y/NxuH.pdf