防災デリバリーの開始
家づくりコンサルタントのホーム・エージェントは、家具転倒防止器具取付けサービス「防災デリバリー」を、つくば市・石岡市・小美玉市などを対象に、2016年9月1日(防災の日)より開始する。
「防災デリバリー」は、地震時に家庭内事故の原因になりかねない家具類の転倒防止を目的に、防災グッズの提供と同時に転倒防止器具の取付けまでを行うサービスである。
自ら地震対策ができない高齢者世帯や多忙な世帯などに、また耐震性能が十分でない住宅に導入することで、地震時の家庭内事故の発生確率を軽減するという効果を期待する。
「防災デリバリー」の背景
茨城県南部と茨城県沖は頻繁に地震の発生する震源域であり、東日本大震災以降、最大震度5弱以上の地震で茨城県南部震源の地震は6度を数えている。
また、今年4月には熊本地震が起こり、近い将来には南海トラフ巨大地震や首都圏直下地震などの大地震の発生すると予想されている
一方、地震時に家具の転倒、落下、移動が原因でけがをするのが3~5割という報告があり、家具の転倒対策が地震時の事故防止の重要な課題となっている。
「防災デリバリー」の意義
ところが、対策のとられない理由は、「やろうと思っているが先延ばしにしてしまっているから(32.5%)」、「面倒だから(24.4%)」ということである。
福祉住環境コーディネーターの立場で、この対策に手を差し伸べるのが「防災デリバリー」のサービスであり、住環境改善の役割といえる。
(画像はプレスリリースより)
ホーム・エージェント プレスリリース
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