7月度は平均価格と平方メートル価格の両方が上昇
不動産経済研究所は2016年8月16日に、7月度における近畿圏マンションの市場動向について発表した。
調査対象となったのは大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県の2府4県。それによると、発売は1,414戸で前年同月の1,258戸と比べ12.4パーセント増え、前年同月を3ヶ月ぶりに超えるという結果に。
前月の1,517戸と比べると6.8パーセントの減少だった。平均価格と平方メートル単価がともに上昇傾向で、契約率に関しても74.6パーセントとまずまず。
前年同月と比べると僅かに減少
前年同月の75.1パーセントと比べると0.5ポイント減少したが前月の73.3パーセントと比べると1.3ポイント上昇した。戸当たりの価格は前年同月と比べ7.4パーセント、263万円増えて3,841万円。
平方メートル単価は前年同月と比べ6.9パーセント、4.1万円増えて63.4万円だった。販売在庫の数は前月末の2,382戸から19戸増えて2,401戸で、即日で完売したのは3物件54戸。
大阪府下・京都市部の他の地域で供給の増加
近畿圏のマンション市況としては大阪府下・京都市部以外の全ての地域で供給が増え、南大阪地域での安価物件のシェアが増えたことにより、唯一大阪府下の平方メートル単価が下落した。
地域別の発売戸数を見てみると大阪市部が599戸、大阪府下が264戸、神戸市部が279戸、兵庫県下が132戸、京都市部が75戸、京都府下が14戸、奈良県が46戸、滋賀県が5戸、和歌山県での発売は0だった。
(画像はプレスリリースより)

不動産経済研究所 プレスリリース
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