約半数が、借り換えのメリット額200万円以上に
住宅ローン融資に特化したサービスを提供する株式会社MFSは7月25日、借り換えメリットが出やすいローンの特徴に関する分析結果を発表した。
調査対象は、同社が運営するモバイルアプリ「MOGE CHECK(モゲチェック)」のユーザー1万2307人。なお、調査は7月21日に実施された。
調査によると、借り換えによるメリットが100万円以上となるユーザーは、約6割に達した。また、メリットが200万円以上となるユーザーは44%、300万円以上となるユーザーは32%の結果となった。
2000年~2010年までに借り入れした人がメリットを享受
また、借り換えメリットと借り入れ時期の関係について見てみると、最も借り換えメリットが出やすいのは、2000年から2010年までに借り入れたユーザーであることが分かった。この時期に借り入れを行った約65%のユーザーが100万円以上のメリットが出ることが分かった。
2000年から2010年の間に借り入れを行ったユーザーがメリットを享受しやすい理由としては、借入時の金利と現在の金利と比べると、金利差に開きがあること、また、残債も多いためだ。
特に、現在は住宅ローン金利が0.5%を切る商品もあることから、住宅ローン金利が1.0以上の場合にメリットが出やすく、金利が2.0%以上の場合は、85%の人に100万円以上のメリットが出る結果となった。
住宅ローン金利は、今年2月のマイナス金利導入に加え、イギリスのEU離脱の影響もあり、低金利の状態が続いていることから、借り換えにメリットが出やすい状況が続いている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社MFS(プレスリリース)
http://www.mortgagefss.jp/pressrelease/160/