3か月間における住宅地・中古マンション価格は微増傾向
野村不動産グループの不動産流通会社、野村不動産アーバンネットは7月7日、7月1日時点における首都圏の「住宅地価格動向」と「中古マンション価格動向」の調査結果を発表した。同調査は、1月、4月、7月、10月と、3か月ごとに実施される。
4-6月期の調査結果を見ると、首都圏エリアにおける3か月間の価格変動率は住宅地価格、中古マンション価格のいずれも0.3%の上昇となった。
住宅地価格の変動を見ると、値上がりを示した地点は約17%、横ばいを示した地点は約82%、値下がりを示した地点は約1%となった。また、中古マンション価格の変動を見ると、値上がりを示した地点は約23%増加、横ばいを示した地点は約72%、値下がりを示した地点は約5%となった。
年間で見ると、住宅地・中古マンション価格は2%弱の上昇
また、2015年7月から2016年6月までの調査結果を見ると、首都圏エリアにおける住宅地価格変動率は1.6%、中古マンション価格変動率は1.8%の上昇となった。
住宅地価格の変動率を見ると、値上がりを示した地点は約45%、横ばいを示した地点は約49%、値下がりを示した地点は約6%となった。また、中古マンション価格の変動率を見ると、値上がりを示した地点は約47%、横ばいを示した地点は約44%、値下がりを示した地点は約9%となった。
住宅地価格変動率の地域平均推移を見ると、年間変動率が最も高いのは、東京都区部の2.8%、次いで東京都下の2.2%となった。また、中古マンション価格変動率の地域平均推移を見ると、年間変動率が最も高いのが東京都区部の3.8%、次いで埼玉の2.9%となった。
(画像はプレスリリースより)

野村不動産アーバンネット(プレスリリース)
http://www.nomura-un.co.jp/news/pdf/20160707