不動産経済研究所が6月度分を発表
2016年7月14日、不動産経済研究所は「2016年6月度の首都圏のマンション市場動向」について発表。
それによると、6月の発売は3,050戸で前年同月の3,503戸と比べて12.9%減少し、7ヶ月連続減。前月の3,002戸と比べると1.6%増えた。
契約率・価格ともにダウン
契約率は69.6%で、前年同月と比べ9.1ポイントダウンで前月比では1.3ポイントダウン。1戸当たりの価格は5,672万円で、前年同月比では戸当たり143万円の2.5%ダウン。
1平方メートル当たりの単価は82.3万円で前年同月比で0.6万円、0.7%ダウン。価格は昨年5月以来の下落となった。
販売在庫数は6,130戸で前月末と比べ93戸増で、即日完売物件は5物件の322戸。20階以上超高層物件は、前年同月は11物件745戸で契約率81.6%だったのが、2016年6月は14物件410戸で45.0%減り、契約率は81.0%だった。
東京都はシェア57.3%
地域別発売戸数は東京都区部で1,425戸、全体比では46.7%で前年同月と比べ23.2%減少。都下は322戸で全体比では10.6%、前年同月と比べ0.6%増加。
神奈川県は634戸で全体比では20.8%、前年同月と比べ19.5%減った。埼玉県では282戸で全体比では9.2%、前年同月と比べ0.4%減。
千葉県においては387戸。全体比で12.7%、前年同月比で51.2%増という結果に。東京都のシェアは57.3%ある。
建売住宅市場動向も発表
「首都圏の建売住宅市場動向」も発表され、6月の新規発売戸数は406戸、前年同月の407戸と比べ0.2%減少し、前月の397戸と比べると2.3%の増加。
新規発売戸数に対する契約戸数は237戸で月間契約率は58.4%あり、前月の39.5%に比べて18.9ポイント上がった。前年同月の57.7%と比べると0.7ポイントのアップだ。
地域別で見ると契約率は東京都61.2%、千葉県39.5%、埼玉県40.3%、神奈川県83.6%、茨城県40.0%。
1戸当たりの平均価格は5,374.3万円で、地域別平均価格は東京都が6,092.6万円、千葉県4,665.1万円、埼玉県4,073.5万円、神奈川県5,058.8万円で茨城県では4,533.0万円という結果だった。
(画像はプレスリリースより)

株式会社不動産経済研究所 プレスリリース
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