投資用一棟アパート 物件価格が約200万円下落のケースも
不動産投資に関するサイトを運営する株式会社ファーストロジックは7月11日、「投資用 市場動向データ 最新版2016年6月期分」(以下、同調査)の調査結果を発表した。
同調査の調査期間は、6月1日から6月30日まで。対象となる物件は、同社が運営する不動産投資サイト「楽待」に新規掲載、および問い合わせのあった全国の物件。
投資用一棟アパートの表面利回りは、新規掲載物件は9.31%、問い合わせ物件は11.12%となった。また、価格は新規掲載物件が6352万円、問い合わせ物件の価格は5739万円となった。
表面利回りは新規・問い合わせいずれも上昇したが、価格は下落しており、特に新規掲載された物件の価格は前月比215万円の下落となった。
投資用不動産価格の下落は、EU離脱が影響か
投資用一棟マンションの表面利回りは、新規掲載物件は7.71%、問い合わせ物件は9.18%となった。また、価格は新規掲載物件が2億1210万円、問い合わせ物件が1億9846万円となった。
表面利回りは、新規掲載物件が前月比0.3ポイントの上昇となったほか、問い合わせ物件は微減となった。また、新規掲載された物件の価格は前月比で307万円の下落となったものの、問い合わせ物件の価格は1637万円の上昇となった。
投資用区分マンションの表面利回りは、新規掲載部件が7.96%。問い合わせ物件が10.24%となった。また、物件価格は新規掲載物件が1477万円、問い合わせ物件が1131万円となった。
表面利回りは、新規掲載物件が0.23ポイントの下落となったものの、問い合わせ物件は微増となった。また、物件価格は、新規掲載価格が微減にとどまったが、問い合わせ物件は49万円の下落となった。
調査の結果、投資用不動産価格は下落傾向となった。同社は下落要因として、英国のEU離脱が影響しているとの見方を示している。
(画像はプレスリリースより)

ファーストロジック(プレスリリース)
http://www.firstlogic.co.jp/20160711/楽待
http://www.rakumachi.jp