住宅ローン借り換えに関するサービスは、大きな反響
IT技術を駆使して金融サービスを提供する「フィンテック」を活用し、住宅ローン借り換えに関するサービスを提供する株式会社MFSは6月30日、ベンチャー企業を中心に事業資金の提供を行う株式会社グローバル・キャピタル・パートナーズ(以下、CGP社)を引受先として、第三者割当増資を実施したと発表した。調達額は総額2億円。
増資に至った背景は、今年2月に導入されたマイナス金利政策と、今年4月に同社が開始した住宅ローン借り換えに関するサービス、「モーゲージ・ネクスト」(以下、同サービス)だ。
同サービスの特長は、煩雑とされる借り換え手続きに関して、コンサルティングから申込手続きまで、幅広くサポートする点だ。
マイナス金利の導入によって、住宅ローン金利は低下傾向にあるが、それに伴い、同サービスは大きな反響を呼んでいる。
10月より、借入時のコンサルティングサービスを開始予定
同社は、同サービスのさらなる拡充を図る考えから、今後、システム投資と人材採用を強化するため、フィンテック企業への投資に関する知見を有するCGP社を株主とすることを決定した。
今後、同社は従来のサービスの拡充を図るほか、10月より借入時のコンサルティングサービスを開始する予定だ。さらに、マーケティングの強化、開発部門の人員拡大、全国対応オペレーションサービスの構築を進めて行きたいとしている。
同社は、住宅ローンファイナンスにおいて、フィンテックの主力企業を目指す方針を掲げている。

株式会社MFS(プレスリリース)
http://www.mortgagefss.jp/pressrelease/148/モーゲージ・ネクスト
http://mortgagenext.jp/