最も金利の低い住宅ローンは、2年固定金利で0.300%
住宅ローン比較サイトを運営するWhatzMoney株式会社は6月15日、「WhatzMoney住宅ローンレポート2016/06」(以下、同レポート)を公開した。同レポートは全国約750の金融機関の住宅ローン金利を元に調査したものである。
同レポートによると、6月1日現在で最も金利が低い住宅ローンは、三井住友銀行の2年固定金利0.300%である。
そのほか、6月時点で住宅ローン金利が0.3%台となっているのは、三菱UFJ信託銀行、イオン銀行、住信SBIネット銀行だが、そのほかにも、地方銀行では滋賀銀行、労働金庫では北海道労金が0.3%台の住宅ローンを販売している。
ローン金利がわずかに低下する中、フラット35は金利上昇
また、6月時点では、主要銀行の10年固定金利型の平均金利は1.022%、変動金利型の平均金利は1.044%となった。なお、いずれの金利型商品も、前月比0.001%の低下にとどまった。
マイナス金利政策によって住宅ローン金利が低下傾向にある中、前月比で金利が上昇したのが「フラット35」だ。返済期間20年以下の最安プランは0.990%となっているが、前月と比較すると金利は0.030%上昇している。
同社は、住宅ローン検討時のポイントとして、金利だけで比較することなく、諸費用を含めた総支払額で比較すること、また、全期間固定金利型の住宅ローンを検討する場合は、フラット35に限らず、民間金融機関の全期間固定金利型住宅ローンとの比較を提案している。

Whatz Money株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000015793.html