新築住宅に搭載のシステム 既存住宅にも導入へ
積水化学工業は6月23日、太陽光発電・電気自動車及びプラグインハイブリッド車(以下、電気自動車等)・コンサルティング型HEMS「スマートハイムナビ」が電力連携する「V to Heimリフォーム」を7月1日より発売すると発表した。
同社では、新築住宅において電力連携を可能とする「V to Heim」シリーズを販売してきたが、既存住宅においては、「V to Heimリフォーム」を販売することで、新築住宅のみならず、既存住宅においても同シリーズの普及を目指す。
太陽光発電・電気自動車・電力会社の電力が使用可能に
「V to Heimリフォーム」の特長は、太陽光発電・電気自動車等・電力会社の電力を最適に活用できる点だ。
太陽光発電を搭載している住宅に、電気自動車用パワーコンディショナーを搭載し、電力会社の電力網に系統連系することで、家から車、車から家へと双方の電力供給が可能となる「V2Hシステム」を利用することができる。
なお、車から家へと電力供給が可能となる理由は、電気自動車等には蓄電容量の高い蓄電池が搭載されているためだ。そのため、家庭で電力を使用するのに十分な電力を供給することができる。
電気自動車の蓄電容量を活かし、太陽光の電力を蓄える
そのうえ、停電した場合でも、太陽光発電で発電した電力を電気自動車等へ蓄えられるため、最大約6000ワットの電力利用が可能となる。
また、将来的に再生可能エネルギー固定買取制度適用期間が終了した場合でも、太陽光発電で売電していた余剰電力を電気自動車等に蓄えることができるため、太陽光発電で発電した電力を有効利用することができる。
同社は、太陽光住宅に居住し、電気自動車等を所有、または買い換えを検討している顧客を対象として「V to Heimリフォーム」を提案していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)

積水化学工業(プレスリリース)
http://www.sekisui.co.jp/news/2016/__icsFiles/afieldfile