床の上に置き、吸着させるだけでフローリングの施工可能
大阪市に本社を置く住宅用建材メーカーの大建工業は6月7日、業界初となる住宅向けリフォーム用床材「吸着フローリング」(以下、同商品)を発売したと発表した。
基材は特殊MDF、表面は特殊オレフィンシート、裏面は、PVCシートに不織布付き吸着材が施されている。寸法は長さ900mm、幅150mm、厚さ4mm。なお、1梱包は12枚入りで梱包重量は約6kgとなっている。
同商品の特長は、既存の床の上に置いて吸着させるだけで施工ができる点だ。裏面の透明フィルムをはがし、上から手で全体を押さえるだけで吸着面が下地に固定される仕組みとなっている。また、同商品をカットする時は、カッターナイフなどを使用するだけで十分だ。
本来、フローリングの施工においては、釘や接着剤などが必要となるが、同商品の施工では釘や接着剤が不要で、簡単に施工できることから、施工中の騒音の心配がない。
1枚単位で張り替え可 傷に強くて手入れも簡単
そのほか、張り替えや原状回復が容易であるため、1枚単位での張り替えが可能であること、また、傷に強く、手入れが簡単な商品となっている。
同商品は4柄5色で、空間の広がりや高級感を演出できる色合いとなっている。
同社は、今後、リフォーム市場において需要が伸びると見込んでいることから、住宅リフォーム市場を拡大市場の一つととらえ、省施工製品の開発強化に取り組んでいく方針だ。
(画像はプレスリリースより)

大建工業(プレスリリース)
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