発売戸数、前年同月比11.0%の増加
不動産経済研究所は、5月18日、2016年4月度の「近畿圏のマンション市場動向」を発表した。調査対象となった地域は、大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県。
4月の新規発売戸数は1,320戸、対前年同月比11.0%の増加、対前月比では38.4%の減少となっている。地域別発売戸数は、大阪市部605戸、大阪府下199戸、神戸市部307戸、兵庫県下39戸、京都市部130戸、京都府下40戸。奈良県、滋賀県、和歌山県は発売がなかった。
新規発売戸数に対する契約戸数は924戸で、月間契約率は70.0%。前月に比べ8.6ポイント、前年同月に比べては4.2ポイントのダウンとなっている。
平均価格は3,811万円
1戸当りの平均価格は3,811万円、1平方メートル当りの単価は62.9万円であった。前年同月比は、戸当り価格が6カ月連続のアップ。1平方メートル当りの単価は10カ月連続のアップで、上昇傾向を維持している。
前月比総額としては235万円(5.8%)のダウン。1平方メートル当りの単価は0.7万円(1.1%)のダウンであった。前年同月比総額では7.0%のアップ、1平方メートル当りの単価は15.2%のアップとなっている。
4月の地域別平均価格は、大阪市部2,995万円、大阪府下3,771万円、神戸市部4,577万円、兵庫県下4,280万円、京都市部5,695万円、京都府下3,898万円。
4月末現在の継続販売在庫数は2,321戸で、2,016年3月末現在の2,275戸に比べ、46戸の増加となった。また、2016年5月の発売戸数については、1,500戸ほどを見込んでいる。

「近畿圏のマンション市場動向-2016年4月度-」
http://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/.pdf