屋上の防水切れにより、建物に水が回りやすい状態に
名古屋市を拠点として、「塗替え道場」の屋号でおなじみの株式会社南建設は、「塗替え道場」ホームページの5月21日更新分において、ビル・マンションの改修工事前の内容について、画像を交えて説明している。
ビルやマンションは、その多くが鉄筋コンクリート造であるが、屋上の防水切れが発生することによって、壁面を含めた建物全体に水が回ることから、「爆裂」が発生しやすくなる。
コンクリート表面の破壊のみならず、強度低下や剥落事故も
「爆裂」とは、コンクリート内部の鉄筋がさびて膨張し、コンクリートの表面を破壊して、鉄筋が露出する現象のことだ。爆裂が発生すると、コンクリートの強度が低下するほか、コンクリート剥落による事故が発生する可能性がある。そのほか、建物に水が回ることで、塗膜の浮きや剥離も生じやすくなる。
塗替え道場によると、爆裂が生じた場合、メンテナンス費用が高額になるという。その理由としては、建物を打診しながら外壁の4面を細かく検査した上で工事を行う「躯体修繕工事」を実施する必要があるためだ。
塗替え道場では、ホームページ上で早期のメンテナンスを呼びかけている。

塗替え道場
http://www.nurikae.tv/report/23507.html