空き室対策試験運用
Qrio株式会社は、福岡市で展開するGood不動産と共同で、2016年5月中旬より空き室対策の試験運用を開始すると発表。空き室物件にQrio Smart Lockの設置を行い、犯罪対策、不動産内覧の効率を図る。
福岡市内の空き室物件に設置
Qrio Smart Lock(キュリオスマートロック)は、スマートフォンで鍵の開閉ができるデバイス。ドア室内側の鍵部分に後付け、工事も不要だ。
今回、Good不動産が管理する福岡市内の空き室物件に対し、同製品を設置。内見を行う際は、仲介会社に時間帯を指定し専用アプリによる解錠操作が行える。またスマートフォンを使用していない仲介会社でも、専用の『Qrio Keypad』を使い暗証番号による解錠が可能だ。
社会問題となる不正利用
空き室・空き家問題が社会現象となっている中、それらを不正に利用する犯罪も増加している。キーボックスやダイアル式の南京錠などは鍵自体が外に出ているため、不正解錠を回避するのは困難だ。
同製品は外側からは見えず、暗証番号の周期的な更新も行えるため高いセキュリティ機能を実現できる。
今後はGood不動産とともに運用方法や課題の解決を進めるとともに、内見の解錠施錠履歴を活用したオーナーレポートを作成する仕組みなども開発していく予定。
(画像はプレスリリースより)

Qrio株式会社のプレスリリース
http://qrioinc.com/news/2016/710/