日本マンション管理士連合会がマンション管理を診断
日新火災海上保険は5月11日、同社が昨年7月に販売を開始した管理組合向け火災保険「マンションドクター火災保険」(以下、同保険)の販売件数が200件を超えたと発表した。
同保険の特長は、マンションの築年数だけではなく、メンテナンス状況の診断結果に応じて保険料が決定される点にある。そのため、高経年マンションであっても、メンテナンスが行き届いていれば、保険料が割安となる。
なお、マンションの管理に関する診断は、同社が業務提携する日本マンション管理士連合会の「マンション管理適正化診断サービス」に基づいて実施される。
マンション管理の高評価にもつながり、保険の評判は上々
損害保険会社は、マンション管理組合向けの火災保険について、高経年マンションの火災保険料を値上げする傾向にある。年数が経過したマンションほど、給排水設備の水漏れ事故などが増加するためだ。
しかしながら、日常の管理や大規模修繕工事など、定期的なメンテナンスを実施しているマンションでは、設備の不具合が発生しにくいにもかかわらず、保険料は築年数に応じて値上がりとなる商品が多い。
その点、「マンションドクター火災保険」は、適切な管理が実施されていれば保険料が割安となることがメリットだ。
マンションのメンテナンスが行き届いていることで保険料が安くなるうえに、マンション管理の評価も高まることから、利用者らの評判は上々だ。
日新火災海上保険は、今後も同保険の販売を通じ、マンション住環境の維持や向上に貢献していきたい考えだ。

日新火災海上保険(ニュースリリース)
https://www.nisshinfire.co.jp/news_release/pdf/news160511