3人に1人がトラブルを経験
日本法規情報株式会社は2月27日、「ご近所トラブルに関する実態調査」を発表した。同社の「賃貸・土地オーナー・地主相談サポート」、「法律問題・法律相談サポート」、「弁護士事務所相談サポート」、各サイトの運用情報や相談者へのアンケートを元に調査されている。
今回の調査は、マンションなどの集合住宅でのトラブルに関する調査だ。集合住宅に居住した経験のある人の31%が何らかのトラブルに遭ったことがあるという。
具体的には「生活騒音」が54%と最も高い自分が「これくらいの音なら大丈夫だろう」と思っていることが、トラブルの原因になるという。実際、洗濯機の音や掃除機の音は住宅地の環境基準である55デシベルを超えている可能性があり、注意が必要だ。
ついで駐車違反、車の傷などの「自動車問題」、「ペット飼育問題」、「ゴミの捨て方」、たばこの煙などの「匂い問題」と続く。
トラブルに遭ったらどうする?
「トラブルに遭った際どのように対処したか」との質問には、「管理会社に相談した」が34%、「直談判した」が30%と何らかの対応をしている一方、「何もしなかった」も19%に上る。「余計トラブルになりそう」「顔を合わせたとき気まずい」などが理由だ。
管理会社や管理人に相談したが解決せず、直談判をしたことで重大な事件に発展したケースもあり、注意が必要だ。
集合住宅の場合は一戸建てと異なり、管理会社や管理人がいるため、まずは管理会社や管理人に解決を依頼し、それでも難しい場合は弁護士や警察、役所へ依頼をすることがトラブルの円満解決につながるケースが良くある。
専門家への相談は「最終手段」だと思われがちであるが、専門家に依頼をすることが早期解決への近道になりそうだ。
調査期間は2015年12月19日~2016年1月14日。回答者は1132人(男性516人、女性616人)
(画像はプレスリリースより)

日本法規情報株式会社(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000006827.html