全国の市場状況
株式会社タスは、「賃貸住宅市場レポート 首都圏・関西圏・中京圏・福岡県版 2015年12月」を発表。首都圏では東京23区の市場の強さが際立っている。その他の地域はおおむね横ばい傾向だ。
賃貸の需要は東京23区を中心に
2015年第3四半期・1都3県の賃貸住宅市場の状況について、東京23区は中心に近い区が上昇、外側の区が横ばい、周辺の県が下降。増税による相続税対策から賃貸住宅の供給量が増加を続けており、神奈川県や埼玉県では、新築アパートのテナント付けが難しくなっている。
東京23区ハイクラス賃貸住宅は改善傾向にあったものの、供給量の多い4000円/平米(月)~5000円/平米(月)ともリーマンショック直後の水準に悪化。今後賃料の悪化が懸念される。またアパート系の空き室率TVIは全体的に悪化傾向。マンション系では埼玉県・千葉県を除き改善傾向にある。
その他の地域は改善・横ばい傾向
一方2015年10月期 関西圏・中京圏・福岡県の賃貸住宅指標では、アパート系空き室率は大阪府、京都で悪化傾向。静岡県は横ばい傾向で、その他の地域では少しずつだが改善傾向で推移している。マンション系の空き室率は愛知県と福岡県で改善傾向、その他の地域ではおおむね横ばい傾向で推移している。
(画像はプレスリリースより)

株式会社タスのプレスリリース
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