リノベーション住宅推進協議会の適合報告書発行件数が2万件を突破
一般社団法人リノベーション住宅推進協議会は6月23日、「適合リノベーション住宅」の統一規格である「R1住宅」、「R3住宅」、「R5住宅」の適合報告所発行件数が、累計20,079件と2万件を突破し、発行会社数が141社となったと発表した。
2015年度は全国で約6,000件の発行件数を見込んでいるという。
「適合リノベーション住宅」とは?
「適合リノベーション住宅」とは、一般消費者が安心して選べる統一規格による品質基準を満たした住宅のこと。曖昧な「リノベーション住宅」の規格を統一するために開発された。
「適合リノベーション住宅」の3つの品質基準
「適合リノベーション住宅」の3つの品質基準は以下の通りだ。
「R1住宅」は区分所有マンションの専有部に対する品質基準を満たしたリノベーション住宅のことで、給排水配管や電気、ガス、防水、下地など13種類を重要インフラと定め検査している。
また、重要インフラには新規更新、既存流用に限らず2年以上の保証を義務付けている。
「R3住宅」は区分所有マンションの1棟全体を対象建物とし、構造、維持管理などを重視した検査基準を設定。住宅瑕疵保険対象部は5年保証、それ以外は2年保証を義務付けている。
「R5住宅」は戸建て住宅に対し行われ、内装や設備・構造部などについて基準を定め検査している。
まとめ
上記のような基準で中古住宅の品質保証があるのは購入者からみれば安心だろう。また、中古住宅の流通という意味でも期待の大きい品質基準だ。
(画像はリノベーション住宅推進協議会ホームページより)

一般社団法人リノベーション住宅推進協議会 プレスリリース
http://www.renovation.or.jp/news/press/150623_R_20000.pdf