国土交通省が「不動産価格指数(住宅)及び不動産取引件数・面積(住宅)(平成27年3月分)」を発表
国土交通省は6月24日「不動産価格指数(住宅)及び不動産取引件数・面積(住宅)(平成27年3月分)」を発表した。これは主に中古を対象とした価格指数で2010年を100としたものだ。
平成27年3月の不動産価格指数は?
平成27年3月の中古マンションの不動産価格指数は120.6となり、前年同月比では2013年3月から25ヶ月連続でプラスとなった。比較可能な2008年4月期からみても、過去最高の結果となった。
この不動産価格指数には他に住宅地、戸建て住宅(中古)の指標があるが、中古マンションとは違い住宅地は前年同月比-0.6%、戸建て住宅は前年同月比-1.4%となった。
グラフをみると、住宅地、戸建て住宅(中古)はほぼ横ばいの動きをしているのに対し、中古マンションのみが右肩上がりとなっている。
平成27年3月の取引件数・面積は?
中古マンションの平成27年3月の取引件数と面積は不動産価格指数と違い、取引件数が前年同月比-8.7%、面積が前年同月比-9.2%といずれも減になっている。
この傾向は戸建て住宅(中古)も同じ傾向になっていて、今年は去年に比べて取引件数・面積が落ちていることがわかる。
(画像はプレスリリースより)

国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/common/001093562.pdf