相続に関する意識調査2017
ハイアス・アンド・カンパニー株式会社は2017年11月14日、「相続に関する意識調査2017」を発表。相続に関するトラブルは増加しているものの、8割強は対策を行っていないという結果になった。
「残したい」39.9%「期待してない」39.1%
同調査は、インターネットによるアンケートから20歳以上の男女2,058名の有効回答を統計に出したもの。それによると、相続財産をできる限り子どもに残したいと考えている人は39.9%。
その一方で相続人が受け取りを「期待していない」と回答したのは39.1%。「あまり期待していない」と合わせると約8割にものぼる。
相続対策についての質問では、相続人、被相続人とも「何もしていない」が一番多く、全体で84.0%。その理由は「対策をするほどの資産がないから」がほぼ半数。ほかにもまだ時期が早い、対策の取り方が分からないといった回答が見受けられた。
「揉めないと思う」42.1%「トラブルをみた」37.9%
資産への楽観からか、相続争いは起こらないと思う人は42.1%、「おそらく起こらないと思う」を合わせると8割強。
しかし家庭裁判所への相談件数は年々増加。実際にアンケートでも、身の回りでもめた話を聞いたことがある人は37.9%、約4割が「ある」と回答している。
「相続」を「争続」にしないためにも、早めの対策を呼びかけている。
(画像はプレスリリースより)
ハイアス・アンド・カンパニーのプレスリリース
http://www.hyas.co.jp/